2009年9月14日

【報告】「女性のための漢方セミナー2009 大人女子に贈る漢方で健康美人」に参加しました

9月8日(火曜日)、東海地区女性有志の会・大人女子部の初企画として、愛知県勤労会館つるまいプラザにて開催の「女性のための漢方セミナー2009 大人女子に贈る漢方で健康美人」に有志4名(愛知県校友会からは3名)で参加してきました。

今回、セミナーの講演者の一人である産婦人科医師吉沢佳七子先生の姉である、岐阜県校友会事務局長房野氏の協力を得て、このような貴重な機会に恵まれました。大変役立つ基調講演につづき、素敵なゲストを招いたトークショーに、参加者一同、心も体もあったまり、健康づくりに一層興味がわきました。
以下、基調講演、トークショーのレポートです。

第1部の基調講演では
●「脳が支配する女性の身体」と題して、名古屋大学医学部産婦人科教授吉川史隆氏より「女性に欠かせない女性ホルモンは周期内でダイナミックな変化をとげる。脳からの司令でホルモン分泌がなされるが、現在女性の多くは様々なストレスを抱えているため、このストレスが女性の体調をくずす一因と言われている。がんは中年以上と思っている人もいるが、特に20代以上の女性では子宮がん等のおそれもあり、早期発見が必要。近年、病気と症状のつながりがわかりにくい《プチ不調》が増えている。検査で異常なしといわれる《プチ不調》には、オーダーメイド的な処方ができる漢方がお勧め。繊細な体の女性に漢方は優しいものです。」といったお話を聞かせていただきました。

●続いて「プチ不調改善!漢方のススメ」と題して、ウィメンズクリニック院長吉沢佳七子氏より「病気ではないから健康ということではなく、東洋医学でいう未病が《プチ不調》につながっている。特に現在の女性は、仕事・家事・結婚・出産・育児などさまざまな役割を担っていて、身体的な変化と負担も多いなかでの生活なので、自律神経のバランスが乱れ、ホルモンバランスが崩れることが多い。《プチ不調》には、入浴や日常的な運動に加えて、アロマテラピーや針灸、ハーブなどの代替療法も効果的。さらに、気(気持ち)・血(血液)・水(血液以外の水分・栄養素)のバランスを確かめながら個人個人にあわせた処方ができる漢方がおすすめ。小さな不調のうちから、自分で意識して、対処することが重要。日々の記録をつけて、ストレスマネジメントができるようになるといい。」といった優しく勇気づけられるお話でした。

第2部では第1部の講師に加え、女優の片瀬那奈氏、モデルの冨永愛氏が入り「大人女子に贈る漢方で健康美人」と題して、トークショーがくりひろげられました。美容健康に気遣いながら活躍する二人のゲストの疑問や日々工夫していることをベースに産婦人科医師である専門家がアドバイスしていく内容で、楽しく、役立つトークショーでした。(このトークショーは10月12日11時より東海テレビにて放送予定。ご興味のある方はぜひご覧ください。)

「未病」に対応していくことで健康維持ができる、その一つの手段として、身近に漢方があることがよくわかるセミナーでした。今後も大人女子部としてさまざまな企画を行っていきたいと思います。

事務局  大倉 昌子